「風麦職員研修報告会」を実施しました
2018年1月19日(土):風の丘 麦の丘
1月19日(土) 風の丘、麦の丘職員合同研修報告会を開催しました。毎年8月、1月の年2回、正規、嘱託、全職種全職員を参加対象に、職員の外部派遣研修の報告や、その時々のテーマに沿ったディスカッションなどを行なっています。外部派遣研修では、職員個々が参加した研修を事業所にフィードバックする事が課題となりますが、発表により皆で共有できる事、発表する職員は今一度内容を整理したり思い出したりする事になります。又、今回は行った研修を生かすためにどうすれば良いか考え、拠点内で実践報告会と題して各作業場での取り組みを発表しました。
↑当日のスケジュールです♪
(べつに遊んでいるわけではありません!)
休憩時間の体操の取り組み
実践報告の一部を紹介します。
2枚の抜粋資料はリサイクル班のここ1年の継続した取り組みについてです。
はじめは高齢による機能維持や成人病予防のための運動ニーズがある中で、運動といってもなかなか散歩や外出を確保する事は難しい亊から始めました。新しい事を継続することは、簡単ではなく、辞めようとしたこともあったのですが、1人の利用者の方が休憩時間になって体操する場所で立って(待って)いたことがあり、楽しみにしている人がいると気付いたことが継続の力になったことや、はじめは運動目的でしたが、休憩時間に何をしてよいか判らないために作業を続けてしまう人のリフレッシュや区切り、見通しといった、障害支援へのアプローチにも繋がったとのことでした。
食事前の体操の取り組み
食事に行く前に行なっている嚥下機能維持のための嚥下体操。発声が難しい方も肩周りを動かすことで効果が得られるとのことです。
「可視化」による取り組み
毎日、昼食のメニューを尋ねてまわる利用者の方に、職員と朝作業場で食事メニューボードを作成し、役割作ること・可視化することにより、本人の関わりが変ってきた事例です。私(施設長)も本人から毎日尋ねられることも減り(本当です)少し寂しい気もしますが、本当に変化が見られ、この取り組みによって本人のいくつかの不安は消えたのだと感じています。また、その上で本人との会話が、次のステップでできることにもなりますので楽しみにしています。また、支援は進行中で新たな課題もありようですが、この発表により、昼食を気に(楽しみに)している方はたくさんいるので食堂にも食事メニューボードを設置しよう!と準備を始めたところです。